現在、世界経済の動きではいわゆる「マネー経済」と呼ばれるような「お金同士のやり取り」が多く比重を占めるようになっています。お金同士のやり取りとは、お金自体を商品の1つとみなし、自分が住んでいる国の通貨であり、現在持っている自国通貨と「外貨」、つまり他の国の通貨である「外国通貨」とをやり取りすることを指します。そうした「自国通貨と外貨の交換」を行う取引の1種が「外国為替証拠金取引」と呼ばれる取引です。
では、この「外国為替証拠金取引」の特徴とは何かをまとめてみます。証拠金とはいわゆる「担保」のようなもので、取引を仲介する業者に口座をつくる時、預けるお金のことです。これが取引を行う時の「参加料」の役割を果たします。このお金の額により、取引額の大小も変わってきます。そして、この証拠金の額に対して「レバレッジ」と呼ばれる取引額を自ら高く設定することで、少ない保証金でも多額の取引が行えるようになり、利益が出た時の儲けも高くなります。実際の為替レートでは、変動相場という「常に相対価値、つまり両方を比較した上での、お金の価値の上下がある」状況です。外国為替証拠金取引で利益を得るには「外貨を安値で買い、高値で売る」ことで、戻ってくる自国通貨を増やそう、というのが狙いです。
したがって、自国通貨価値が高い時点で外貨をより多く買えば、自国通貨価値が下がって外貨の価値が上がった場合に、戻ってくるお金が増える、という仕組みです。そしてレバレッジを高く設定すると、このレートによる取引額が増えるために、利益が出た時に戻る通貨も増える、という仕組みになります。しかし、注意点としては「予想に反したレートの動きが出た場合は損になる。レバレッジを効かせていると損の額も増える確率がある」という点です。そうした場合、資金に余裕があれば冷静な取引もしやすくなりますが、全額をつぎ込むようでは厳しくなります。やはり「取引は自力、すなわち持ち金との兼ね合いを考えて行う」ことが不可欠です。
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